ブランド品のバッグの中でも買取率の高いルイ・ヴィトン。買取価格は、買取相場と持ち込まれた商品の状態で決まるのですが、高値で買取ってもらうためのコツをご紹介したいと思います。
ルイ・ヴィトンの中古バックの査定相場とは
買取相場はバッグの状態はもちろん、そのバッグの定価やラインと呼ばれる柄、バッグの形を指すモデル、新品か中古品か、中古品の場合は製造年、保存状態、付属品の有無などを査定します。 特に、中古市場でいくらで販売されているかが買取価格に大きく影響するのですが、買取相場は定価やライン、モデルによって変わります。一点豪華主義の目立つタイプより、定番的なデザインで日常的に使えるモデルは、高値がつく傾向があります。 また、人気モデルで新品の状態のものは、定価の80%ほどで買取が可能です。中古品の場合は10%~60%での買取が中心です。 極端に状態が悪い場合は、数百円~数千円の買取価格になってしまうこともありますが、ルイ・ヴィトンのバッグは20年~30年経っていても、価格が0円になることはほとんどないと言えるでしょう。 また、新品であっても、定価が高いから高値になるとは限らないのが現状です。 バッグは流行の移り変わりが早いので、流行に左右されやすいデザイン性が高いものは価格が下がりやすい傾向があります。 定番商品であれば買取価格は安定しています。特に、モノグラムとダミエは流行に左右されにくいので価格が安定しています。
買取価格を変動させる要素とは
ルイ・ヴィトンのバッグの買取価格を変動させる要素として挙げられるのは、流行です。ここ最近はネヴァーフルとトータリーが人気で、高値買取が可能です。新品は、定価の8割程度の価格で買取可能なケースが多いです。 バッグの形は、5年くらいで流行が移り変わる傾向があるのですが、ヴァーフルとトータリーは、どちらもトートバッグタイプで実用性に優れているので、しばらく人気が続くのではないかと思います。 一方で、90年代~2000年代に流行したアルマやスピーディーというモデルは、すでに市場に出回りすぎているので高値をつけるのは難しくなっています。 また、ルイ・ヴィトンのバッグは定価より高く買い取りされることはほぼないと思います。 モノグラムの中にお花をあしらったイカットフラワーやモノグラモフラージュなどの限定商品は生産が終了しており、希少価値が高くなっているので高値はつきますが、定価を超えることはないのが現状です。 しかし、限定品といってもあまり一般的ではない限定モデルは、新品でも定価の半額にしかならないケースもあります。定価が高くても奇抜なデザインのものは買取率が低くなります。 さらに、ルイ・ヴィトンのバッグは、同じモデルでも少しずつマイナーチェンジを繰り返しています。製造年によって金具や縫製が少しずつ変わるのです。 例えば、ネヴァーフルは製造年によってバッグ内部の縫製が違っています。このようにマイナーチェンジしている場合は、価格が下がる可能性がないとはいえません。
保存状態のチェックポイント
中古品の保存状態で、どのようなポイントがチェックされているのでしょうか。 まず、ヌメ革の色焼けがどの程度かが確認されます。 次に形です。元の形をキープできていればいいのですが、型崩れしていたり、折り目がついていたりしていないかチェックされます。 また、金具にキズがあったり、メッキがはげていたりすると査定が下がります。バッグの四隅の状態も要注意です。削れたり、角が擦れていたりしないかも見られます。 ほかには、雨や濡れによるシミの有無、表面の光沢、糸のほつれの有無、革の破れ、カビ、ベタつきなどもチェックします。また、タバコや香水の臭いがついていないかどうかも確認しています。 これらの項目で該当することが多いほど査定額は下がっていきます。 ヌメ革は、色焼けや使用感のない美品ほど高値がつきやすくなりますが、キズやよごれ、使用感がありくたびれたものは数百円~5000円くらいになるケースもあります。 また、持ち込む際には、布袋や鍵、ショルダーのストラップなど付属品を持ち込むと減額することなく買い取ってもらえます。 しかし、2WAYバッグの付属でついてくるショルダーストラップがないものは1000円~5000円くらい減額されることがあります。 少しでも高値で買取してもらいたいという場合は、購入後なるべく早く売ることをおすすめします。一流ブランド品のルイ・ヴィトンは毎年新しい商品が出てきてきます。特にバッグは流行に左右されやすく、ルイ・ヴィトンも例外ではありません。 押し入れに入れっぱなしにするより、飽きたら買い取りしてもらい、新しい商品を買うことをおすすめです。1日でも早く売ることで、高価買取の可能性がかなり高まります。できれば1年以内をおすすめします。 あと、持ち込む際はホコリや汚れを落としておきましょう。しかし、市販のクリーナーを使うと商品に悪影響をあたえる可能性があるので、乾いた布で軽く汚れを落とすくらいで大丈夫です。