洗濯機を購入したら、古い洗濯機はどうしますか? 平成13年に家電リサイクル法が施工され、洗濯機などの家電はこの法に基づいて適切に回収してもらう必要があります。たとえば洗濯機を購入した場合は、購入した店舗などにお金を払って処分してもらう、といった流れになります。 しかし、その洗濯機は買取してもらえる可能性があります。 捨てる前に買取が可能かどうか調べてみてはいかがでしょうか。
洗濯機の売り時とは
まずは、もっている洗濯機の現在の価値を調べます。買い取りしてもらう際に必要な最低限の情報として、製造年数、洗濯容量、付属品、メーカーを確認しましょう。 洗濯機は、製造から10年経過するまでが買取の対象です。また、新しくて大きい洗濯機ほど買取価格が高くなりやすく、古くて小さい洗濯機は買取価格が安くなる傾向があります。 しかし、製造から10年以上経過すると、買取対象外になることがほとんど。その場合は、きちんと家電リサイクル料を払って回収してもらうことになります。 洗濯機は2月~3月、6月~7月に買取価格が上がる傾向があります。理由は2月~3月は新生活を始める学生、新社会人が家電を揃えます。洗濯機などを中古であっても安く購入したいという人も多いため需要が増えます。そのためリサイクルショップも買取強化キャンペーンを実施している場合があります。単身用の小型の洗濯機は、こういった時期に売るのがおすすめです。 また、6月~7月はファミリー用の少し大きめの洗濯機の需要が増える時期。大容量でドラム式の洗濯機はこの時期なら高値買取が期待できます。 時期を外すと値段がグッと下がってしまう可能性があるので、売り時を逃さないようにしてほしいですね。
洗濯機を高値で買取ってもらうためのポイント
洗濯機を少しでも高く買取してもらうために、ひと手間加えるだけで数千円の買取価格がアップするポイントがあります。 それは、しっかり掃除をすることです。洗濯機は衣類の汚れを落とす機械ですから、洗濯機そのものがキレイでないと印象が悪くなるからです。小さなスリキズなどの経年劣化はしかたありませんが、ホコリや拭けば取れるような汚れは全て落としておくことが大切です。 また、洗濯機を購入した時の付属品はすべてつけておくこともポイントのひとつ。特に水道の蛇口とホースのアタッチメントの有無によって、査定価格には大きな差が出てきます。捨ててしまった場合はどうしようもありませんが、もし保管している場合は、必ず一緒に買取査定してもらうように用意しておきましょう。 さらに、買取価格は時間が過ぎれば過ぎるほど下がってしまいます。使っていなくてもその価値が下がるので、不要になったタイミングですぐに買取してもらうか、洗濯機の売り時と合わせて買取してもらうタイミングを決めましょう。 洗濯機の買取価格は、リサイクルショップによって違いがあります。ですから、ひとつのショップで買取価格がよくないケースでも、他店でならいい買取価格がつくこともあります。近場のリサイクルショップを5件くらいまわって査定をしてもらうと、相場や納得の買取価格が見つかると思います。
洗濯機の買い取り依頼時の注意点
洗濯機の買取において、訪問見積もりをしている業者のなかには、商品を買取できない場合に急に態度を変えてくるなど、怖い思いをするというケースがあるようですので、十分に注意しましょう。 また、買取金額の下限と上限に差がある場合は、いろいろと理由をつけて実際の買取価格を下げて来る場合があるのでこういったケースにも注意しましょう。 見積り後に、「取り扱い説明書がないから買取不可」「キズがあるので値段はつけられない」「電話で聞いた内容と違うから買取できない」「1階ではなく、2階以上の部屋に住んでいるから買い取りできない」など言われたり、買取を依頼しない場合に出張費を請求されたり、見積料は無料のはずなのに説明もなしにキャンセル料を取ろうとするなど、買取業者のなかには、誠意のない仕事を行うところもあります。 ひとりで対応すると強い態度で威圧的に押し切られてしまう可能性もあるので、家族や友人が家にいるときに見積もりに来てもらいましょう。予想外の値下げをされた場合は、どのようなポイントが値下げの理由なのかをきちんと説明を求めましょう。